家に帰ると、リナからメールが届いている。
―夏休み中、ヒマな時あそびましょうV(^-^)V
―オッケー。
何気なく返信を送った。
ベッドに寝転び、目を閉じた。
考えることはエミの笑顔だった。
飾り気のない、子供のような無邪気な笑顔。
そして、いつも食い意地を張っている。
色気より食い気、そんな感じの女の子。
―また、あの笑顔が見たい。
そんなことを考えて眠ったのだった。
それから、音沙汰もなく、新学期が始まった。
教室でコウと雑談していた。
コウ:「じゃあ〜ん★」
俺:「何だよ?その指輪…。」
コウ:「出来たんだょ!!
アレが!!!(b^ー°)」
コウが得意げな表情をした。
コウ:「か・の・じょ!!」
俺:「…誰だよ」
コウ:「誰だと思う?☆☆」