うみのあか・1話「夢の街」

りりまあ  2010-08-05投稿
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BC1005年
    世界は魔法で  あふれていた。


昼間なのに
     星がふり
夜なのに
    太陽が火照って
         いる。 

星がふっているのに
      外はあかるく太陽が火照っているのに     そらは暗かった。 


人々の話声は
    四六時中たえず
声はさまざまな
     いろになり 
水の様に
    ぴちゃぴちゃと
街のすみずみまで
       飛び回る。

嬉しかったら  きいろ
悲しかったら  むらさき楽しかったら  うすもも怒っていたら  黒





街は、
夢の様に華やいでいて、 現実の私は、
夢の様に醜かった。



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