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前原 琉  2010-08-10投稿
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今日は朝から気分が重い

天気も雨が降るか降らないかのどんより

何より湿気が!!

『かのちゃ…だいじょーぶ?』

不安そうに幼き我が弟は見つめる。んもーかわいんだから

『うんっ大丈夫だよ』

と笑顔で返した私だったけど不安そうな顔をする…やっぱ子どもってわかるんかな

そう思ってるといきなり突風が後ろからきた!


『かのちゃー!!』
泣き叫ぶ声に焦る私。えっ蒼真はどこ!?

『捜し物はこれかな??』
『蒼真!!』

民族衣装に身を包んだ恐面の男は蒼真を担いでいた。何かされたのかぐったりしている

『蒼真に何をしたの!』

そう聞くと不気味な笑みを浮かべると、またしても突風が吹き、目を開けた時には消えていた。

うそでしょ!
どっどうしよう…警察!?蒼真!?

『…い…おいっ!!』

座り込んでパニクってる私に呼び掛けてくれたのはテツだった

テツは何も言わなくてもわかってるかのように私を抱きしめた

『悪かった』

テツはそう言った

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