今日は朝から気分が重い
天気も雨が降るか降らないかのどんより
何より湿気が!!
『かのちゃ…だいじょーぶ?』
不安そうに幼き我が弟は見つめる。んもーかわいんだから
『うんっ大丈夫だよ』
と笑顔で返した私だったけど不安そうな顔をする…やっぱ子どもってわかるんかな
そう思ってるといきなり突風が後ろからきた!
『かのちゃー!!』
泣き叫ぶ声に焦る私。えっ蒼真はどこ!?
『捜し物はこれかな??』
『蒼真!!』
民族衣装に身を包んだ恐面の男は蒼真を担いでいた。何かされたのかぐったりしている
『蒼真に何をしたの!』
そう聞くと不気味な笑みを浮かべると、またしても突風が吹き、目を開けた時には消えていた。
うそでしょ!
どっどうしよう…警察!?蒼真!?
『…い…おいっ!!』
座り込んでパニクってる私に呼び掛けてくれたのはテツだった
テツは何も言わなくてもわかってるかのように私を抱きしめた
『悪かった』
テツはそう言った