王様は静まりかえった王国にぞっとしました。
いったい1年で何が起こったのでしょう。
王様は船に乗せてきた新種の気の実や家畜を置いたままサラを探しました。
城に行く途中も街は静かです。
皆何処に行ってしまったのでしょう。
城についてサラを探します。
けれど、サラはいません。
王様は途方にくれました。
そして船に戻って船員たちに指示を出しました。
新種の気の実を降ろして育てるように。
家畜を降ろして育てるように。
船員たちは王様の言う通りにしました。
王様も船員たちの手伝いをします。
けれど心はそれどころではありません。
自分の国で何が起こっているのか…!
けれど
前向きな王様はとりあえず集めてきたものたちを自分の国で栄えることを優先しました。