「ほんとに…来てく…れ…たんだ……」
とぎれとぎれの
言葉…。
私の目からは
涙が溢れていた
「大喜…。」
「あのさ…いきなりだけど……正直に言ってよね」
「なんだ?」
私はつばを呑んだ
「大喜って
持病あるでしょ…?
だからいつも屋上にいて教室に来ないんだよね?
そうだよね…?
それに
ほぼ毎日欠席…。
だから
ほぼ毎日病院なんだよね………?」
私は
すごい量の涙を流していた。
「そうだよ……。。。」
大喜は正直に
答えてくれた。。。
「俺…
ガンなんだ…。。。
産まれた時から
持ってる。
高校まで生きられるなんて奇跡なんだよ…」
大喜は私に見えないように涙をこぼしていた…。