――数日後 スタジオ
翼「てことで、俺ちょっと東京行くわ!」
ち「えーいいなあ!僕も慶四郎に会いたーい(>д<)」
翼「へへーええやろ〜★てことで、練習ちょっと休みにしてもいい?」
舞「……」
カ「……」
翼「な…なんやねん、その顔…汗
え、そ、そんなに練習したい?…でも、しばらく、ライブ予定ないし…」
ち「あー…翼、実はちょっと話があって…ね?舞ちゃん…?」
翼「?」
舞「…契約しないか…って話がきたの」
翼「契約!?デ、デビューか?!おわぁ〜!ついに俺らも…」
ち「待って!翼、そうじゃないねん…“俺ら”じゃ…」
翼「え……あ〜…どういうこと…?」
舞「…“私”にきたの。“バンド”にじゃなくて…」
翼「…何、それ…」
カ「…引き抜き…か」
ち「…うん」
舞「……」
翼「……」
ち「あのさ、翼…舞ちゃんは結構実力もあって、才能があると思うねん。…だから、舞ちゃんにとってここで歌うよりも…」
翼「舞は?お前はどうしたいん?」
舞「…歌いたい。自分でいけるところまでいきたい」
翼「…そうか。…じゃあ…頑張れよ」
カ「……」
ち「…」
微笑えむ翼を見て、ちひろは心が重くなるのを感じた