とある学校の階段を
あたしは何も考えずに
上っている時であった
―すると…
《ズルッ!!》
「キャッ―『危ない…!』
《ドサッ!!》
あたしは、足を踏み外して、
階段から落ちたらしい
「―って…大丈夫か」
「―え??助かった…??
あれ??あんたは―」
「助けてやったのに
その…態度はねぇだろ」
(誰!?こいつ…あたしを
助けてくれたけど―)
「おまえ…名前は?」
「へ??名前!!??
なんで名乗らなきゃいけないの!?」
「名乗りたくないなら
いいけどさ…
俺は、真壁憂也。」
「まか…ふぅん。
あたしは、真城ゆい」
「真城…マシュマロか??」
「違う!!!!あ…
さっきは助けてくれて…
ありがと////」
「顔、赤いって(笑)」
「ギャア!!!!黙って////」
「憂くん!!こんなとこにいたのぉ??」
「あ…友莉奈。」
「探したのよぉ。」
「悪かったって(笑)」
「あ…このコ誰…?」
「あー…こいつは
真城ゆい。」
「ゆいちゃんか♪
よろしくね!!
私は、真辺友莉奈☆」
「真辺さん…か。」
「友莉奈でいいよぉ」
「じゃあ…友莉奈。」
「うんうん♪よろしく」
「友莉奈。帰るぞ…」
「え、うん…(汗)」
「なんで帰るの??
まだ3時間目だよ!?」
「ごめんねぇ…私、
用事があるんだぁ…」
「だからって、なんで真壁も―」
「俺も用事。」
「じゃあねぇ…」
「何なの…用事って
この際、追いかけ…!!」
「憂くん…毎日ごめんねぇ…」
「仕方ないだろ。
友莉奈は…病気なんだから…」
「う、ん…ねぇ?憂くん、」
「どうした??」
「私…後、一ヵ月で死ぬんでしょぉ…」
「な!!?バカ言うな!!
おまえは生きるんだ」
「だってさ…私って、
余命一ヵ月なんだよぉ??
お医者さんにも、言われたもんっ!!」
「友莉奈は…死なねぇから―」
「うんっ…生きたいよ…
死にたくないよぉ…」
「友莉奈が…
余命一ヵ月の病気!?
信じられない…
信じたくないよ…(汗)」