その目の正体は、アキの母だった。
抱き合ってる2人を見て、激怒したアキの母。
最近帰りが遅いことは、こういう事だったのね…。
アキに近づいた母親は、カズヒロに、
『もうアキに会わないでください』
と告げる。
混乱するアキを家に帰して、カズヒロに再び迫るアキの母。
『遊びで付き合ってるんなら、別れてくれませんか?』
と平気で言うアキの母に対し、
『俺たちは遊びで付き合ってませんから。』
と否定するカズヒロ。
強く否定したカズヒロだったが、心は深く傷ついた。
翌日、部活に行こうとしたカズヒロが見たのは、
アキの母と柴山先生が、ろう学校について話している所だった。
すぐさま中に入ったら、アキの母親が入学手続きをしてる所だった。
カズヒロはその紙をビリビリに破った。
その夜、アズサたちにアキがいじめられてると聞いたカズヒロは、助けに行くため、公園へ向かった。
なんとか助けたものの、アキの耳を中心に傷が酷い事をカズヒロは感じる。
病院に連れていったカズヒロは、アキの耳が悪いことを医者に言ってしまったため、アキが検査入院することに…。
俺が言ったせいだ…。と落ち込むカズヒロだが、サユ達に励まされる。
サユは実はカズヒロの事が好きだ。
でも、アキを傷つけて恋するなら、自分が我慢したほうがいいと、気持ちを抑えていた。
病院の入り口でカズヒロに会ったアキ。
アキの母に見つかってしまう。
だが、親子の時間を奪わないでというアキの母親の訴えを聞いて、カズヒロは自分達のせいでまわりが迷惑してしまうんだ。と感じる。
そして、ある決断をした。しばらく、アキと会うのはやめようと。
カズヒロの気持ちに納得できないアキは、必死に反抗するものの、カズヒロは徐々に離れていく。
最後にアキは
『カズヒロ!』
『私も好き!』
と、自分の口で伝えた。
変な音で喋ってる事はわかってるけど、
カズヒロは涙を流していた。
アキの母は、なぜ2人を強引に引き離そうとしたのか。
それは単にカズヒロの事が嫌いなわけじゃないのだ。違う理由があった。
はい、ここまで〜。
次回をお楽しみに?