高校を卒業して、ニート街道まっしぐらだった私に、高校時代の担任から一本の電話があった。
「仕事、見つかったか?」大きなお世話だ。
私は、高校生の頃からヘルス(性風俗)で働いていたので、今更仕事なんか探さなくても生活していける…なんて担任には言えない。『…まだですけど。』
大体、卒業したんだから関係ないだろ。
「学校の近くに、ボウリング場があったの覚えてるか?」
そういえばあったような…『…何となく。』
「そこが社員募集してるんだが…三谷、面接受けてみないか?」
…暇そうだし、別に面接受けてみるくらいいいか。