慶「…久しぶりやな」
光「…うん。」
慶「元気やった?」
光「うん。慶太郎は?お仕事大変?」
慶「うん、でも楽しんでる。…ごめん、ずっと連絡しないで…」
光「ううん、うちこそ…」
慶「でも、やっと約束果たせるな」
光「え?」
慶「俺も、まあまだまだやけど、ドラマーになって、光希もピアノ弾いてる。あとは…光希の気持ち次第やねんけど…?」
光希を見つめた慶太郎に光希は戸惑った
光「…う、うん。」
慶「うんって何やねん」
光「だって…なんかうまく言えないねんもん!」
慶「あはは。わかったよ。その“うん”で伝わった。」
慶太郎は全員分のお茶を用意すると、光希の方に向きなおし、彼女の髪に手を伸ばした
光「…?」
慶「髪…伸びたな」
光「自分だって…」
慶「え?そう?」
光「うん。前のが好きやったなあ〜」
慶「ほんま?じゃあ切ろっかな。」
光「あ!嘘っ!ほんまは…今のも十分好きです…」
慶「ふっ…そう?じゃあ切るのやめとくわ」