またね。

風見由良  2006-09-01投稿
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「別れよう。」
「うん。」

彼は、気づいてた。
これが最後だと。
でも、
今は誤魔化していたかった。

「必ず 迎えにいく。」

彼は言った。
最後だと知りながら。

「うん。またね?」

私は聞く。
私も、気づいていたけれど。
二人は誤魔化していた。

「あぁ。またな。」
「さよなら。またね。」

最後だった。
それから一度も二人は会わなかった。


   「またね。」

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