跳びだして来た親子が帰り、天井を眺めているブル。その目には白い天井ではなく、事故当時の光景が映し出され…
ブル、「覚悟はしていたのだが…」と呟く
ブルの時代、バイクは?不良の乗り物?とか?暴走族??危険な乗り物?等と言われ、乗り手も覚悟が必要であったが、さすがのブルも右足を無くし後悔をしていたのか…
と、その時病室に?師匠?が入って来た
師匠、「ブル、大丈夫か?」と、ベッドの横に来てブルの顔を覗く
ブル、「師匠!?」
師匠、「久しぶりだな。事故ったって聞いて心配したぞ!何度か来たが面会出来なくてな」
ブル、「すみません」
師匠、「なに、生きとりゃ良いんじゃ。痛むか?」
ブル、「いえ、薬のおかげか大丈夫ですよ」
師匠、「そうか」
ブル、「あの…店」
師匠、「あぁ、機材は家の倉庫に入れて、売り物は知り合いに頼み、金にしてな、その金を大家さんに事情を話してその金渡したよ」
ブル、「たいした額に…」
師匠、「大家さんも解ってくれたよ。その大家さんがお見舞ってな」と、自分のと一緒にテレビの所に置いた
ブル、「迷惑かけてんのに、なんかすみません」
師匠、「気にするな」
ブルは気まずく、微妙な表情をしていた