ABJUSTMENT OF PAST

ムーヴ  2010-09-05投稿
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「はぁはぁ」

今ここはどこなのだろう。ただ逃げ続けて自分がどこにいるのかわからない。

「カツカツカツ」

後ろから近づいてくる
自分が焦って逃げているのが馬鹿らしい位相手は冷静だ。

ガツン!

「ヤバイ!足が」

何か固いものが足に直撃したらしい。
血が出ている。

「カツカツカッ」

足音が止まった。

「わかった!俺が悪かった。落ち着け!やめろ。許してくれ。」

俺は頭を地面につけて懇願した。

「顔…上げてよ。みっともない。」

あいつはいった。
俺はゆっくり顔を上げた。

バキューン

「?!」

冷たい鉛が体を突き抜けた。自分の体からどす黒いものがあふれ出して地面を覆っていく。
そして世界もいつか…

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