もう、やめよ…
雪…
いつのまにか冬になっていたんだ。
冬は嫌い。寒くて、冷たくて…
雪は1人ぼっちになった気分にさせるから、今のエリカには余計しみた。
11月いっぱいでルイはお店をやめる。
でも、その前に、想いを伝えたい。
あなたに出逢えてエリカの世界は色付いた。
あなたがいたから、エリカはいろんな感情をもつようになった。
つまらないこの世の中で、死んだように生きていたエリカを生き返らせてくれたのは、あなた…
あなたのために何回泣いたことか…
あなたのおかげで何百回、何千回、温かい気持ちになったことか…
短い期間だったけれども、わずかな記憶しか残せなかったけれども…
エリカはあなたのことを全力で愛していました。
だから、せめて、
この気持ちを伝えさせてください。