一方、仍はお気に入りの熊のぬいぐるみを抱きながらベッドの上をゴロゴロしていた。そのぬいぐるみは、小学生の時に大輝がお祭りのクジであてた物だ。
「大輝君…何かぁ変だったなぁー。悩みでもあんのかなぁ?ついに、アホになったかなぁ?」
ぬいぐるみに話し掛けている。
「何かあったのかな…?」
仍は、そう考えながら、寝てしまった…。
次の日…
大輝はいつもどうり、学校に行った。
仍に何を言っていいか迷っていた。
学校に行くと、何か、噂が広間っていた…。
「大輝大輝大輝!」
中学校に入学してから仲良くなった菅原陽羅(すがわらひろ)だ。
陽羅は、なんかパニクっている。
「お前、このままでいいのか!?」
大輝は、何がなんだかさっぱりわからない…。
「大輝さ、黒崎(くろさき、仍の名字)が好きなんだろ!」
「え、え、え、あ〜うん。」
やはり、大輝は何がなんだかわからずきょとんとしていた。