翌朝
――『あいつなら、きっとなんとかしてくれる』――
―――後藤
秋「…ここか…」
ピンポーン
?「…はあい」
ガチャ
秋「あ!あの!私、直井拓朗の友人でして、彼の紹介で……え。」
?「……秋ちゃん?」
秋「の…の、のぶ君…?!」
* * *
「――それで俺んとこに来たんや」
―――後藤 伸昭(20)
元“フェザー”Ba.
現在は拓朗と同じ大学に。
最近髪切りました。
秋「うん。たくが…でもなんで?」
伸「たっくんとは同じ学校やからね」
秋「知らんかった…あいつ、黙ってたな……ねー、ついつきてくれる?!」
伸「ん〜…いや、ええねんけどさあ…俺以外にもいるでしょ?皆、今東京に居るんやろ?」
秋「……あかんの。皆…恋人のことでいっぱいやもん…うちなんか…」
伸「…」
秋「…それに!軽い奴にはやっぱ軽男で対処しいひんと!」
伸「……んー、どういうことでしょう汗」
秋「だーからっ、ノブ君ならあの人、なんとかできるやろ!ね、お願い」
伸「なんか納得いかんけど…秋ちゃんのためについてったるわ」
秋「ほんま?」
伸「うん。だから…そんなに寂しい顔しんといてよ」
秋「……」