――テレビ局
「じゃあ今の打ち合わせ通り、本番もお願いしまーす」
哲弘「はーい」
打ち合わせが終わると、メンバーは雑誌を読んだりとそれぞれの空間に戻っていった
哲「なー、慶太!俺らのアルバム、また順位、上がったって!」
控え室で一人、携帯をいじっていた慶太郎に哲也が声をかけた
慶「ほんまに?」
哲「ほんまほんま!このままいけばトップ狙えるかもな!」
慶「…なんか…未だに今居る場所が信じられへん。…達兄は喜んでくれてるかなあ…」
少し笑って天井を見上げた慶太郎を見つめ、哲也は今度は静かに言った
哲「…そういえば…なぁ、慶太。突然やけど…お前は達也にもう一人、弟がおったって聞いたことないか?」
慶「…え?」