恋実‐27‐

夢嘉  2010-09-17投稿
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それから5年近くたった。
『慶ちゃん、私ゎあれから毎日空を見ているよ。まるで慶ちゃんと会っている時みたいな感じ。それでもやっぱ寂しいょ。早く帰ってきてょ。慶ちゃん』
私ゎ夜空に向かって独り言を言った。きっと向こうでまたたくさんの彼女と遊んでるのかなあ。
今日ゎ美羅くんとお買い物に行く日!
『夢姉、今日ゎ服買いたいから先にそっちにいこ』
美羅くんが私の車に乗りながら言った。私ゎ服屋さんに向かった。服屋に到着。二人で並んで歩いた。こうやって歩いてると慶ちゃんと学校帰りの事を思い出すな。美羅くんも中1なのにすごく背が高くてかっこよくてまるであの頃の慶ちゃんにそっくり。
『夢姉?なんで笑ってるの?』私がニヤニヤしてたら美羅くんが言ってきた。
『えっ!あっ、いやっ、美羅くんとこうして歩いてると慶ちゃんによく似てるなあって思ってさ』
『あはは。それゎ兄弟だからね、でもさっ、夢姉ゎ本当に慶兄好きだよね。』
『えっ!!好きじゃないよ。ただの幼なじみだょ。』
『大丈夫だょ。隠さなくても。母さんも父さんも僕もみんな知ってるよ。』
『えええええっ!!!!!』
私ゎ店の中で大声を出してしまった。みんながこっちを見た。『そんな大声ださなくても〜。みんなすぐに見てればわかるって。大丈夫。慶兄だけゎ知らないから。あいつ鈍感だからさ』
そっかぁ。そうだったのかぁ。みんな知ってて知らないフリをずっとしててくれたのかな。優しいなぁ。



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