スカバンburn!!〜夢〜 -40- 好きなこと

きゃしー  2010-09-18投稿
閲覧数[359] 良い投票[0] 悪い投票[0]


―――拓朗家

バイトから帰宅した拓朗は特にすることもなく、小さいテーブルに向かって勉強している聖二を眺めていた

聖「…」

拓「…」

聖「…あのさ、ヒトん家で勉強しといて、あれやけど…じっと見られてると集中できひんねんけど…(-_-;)」

拓「……せえちゃんは何で医者になろうと思ったん?」

聖「え?…何、急に」

拓「いや…俺、自分が将来…何をしたいんかまだわからんくって」

聖「東京の大学行くっつって、翼にでかい傷つけたのに?」

拓「…わかってる。でもこっちの大学に来ようと思ったのは、先が見えてたわけじゃなくて…自分の力を試したかっただけで…いざ考えてみると将来って全然…」

聖「ふぅん」

拓「なあ!せえちゃんは何で医者になろうと思ったん?」

聖「…翼に言われたんや。聖二の好きなことは人の役に立つことやろって。それで俺は人のためになんかできる人になりたいな…って…」

拓「人のため…」

聖「お前は?好きなことない?」

拓「…」

聖「俺、思うねんけど…拓朗もわりと俺に似てるよな」

拓「どこが?!」

聖「いつも人のこと考えてるやろ?お前は仲間がほっとけないんや」

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 きゃしー 」さんの小説

もっと見る

ノンジャンルの新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ