私ゎおばさんに言われて恥ずかしくなって黙りこんで顔を真っ赤にした。
『全く夢嘉ちゃんゎ可愛らしいのね』
あははっと食卓がすごい賑やかになっていた。そんな賑やかな食卓。いつかまた慶ちゃんも混ざって一緒に囲める時がくるかなぁと思った。
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時ゎ過ぎ。慶ちゃんがいつ帰ってくるかゎわからないけど近々帰ってくると聞かされてから数ヶ月がたった。
私ゎ家にいてこれから洋服でも買いに行こうかなと思い支度をしていたらお母さんが深刻な顔をして話しかけてきた。
『夢嘉、』
『なあに?そんな深刻な顔して、なんかあったの?』
『いやっあのね、夢嘉が慶ちゃんを好きなのゎ知ってるんだ、でもさ。ちょっと会ってみるだけでもいいから・・・』
『えっ!?』
『お見合いしてみない?知り合いの会社の社長さんの息子なんだけどね。年ゎ夢嘉の1つ下で結構すごい頼られる仕事してるみたいなの、見合いして嫌なら断っていいから会ってみるだけでもダメかな?』
『ママの頼みだし。いいよ。でも会うだけだよ。付き合う気も結婚する気もないからね』
『わぁいっ、ありがとうっ』
ママゎ子供みたいにキャッキャと跳ねて私に抱きついてきた。ママの頼みでお見合いだけを何回してきただろう。20になってから5回くらいしたかな。でも本当にただ挨拶で会っただけみたいな感じ。