「まほろば」 僕の居るべき場所

恒 星介  2010-09-24投稿
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人の一生とは、本当に不公平なものである。僕はいつもそう心の中で呟いている。
生まれながらに、顔が良く、頭も良く、金持ちの家にうまれるヤツもいれば、僕のようにちっぽけな田舎町の貧乏な酒屋の次男坊に生まれ、顔も悪く、頭も並、スタイルまでもデブというヤツもいる。子供の頃から見下されたような目で見られ、コンプレックスが服を着て歩いているようなものだと、時々自分で自分が滑稽に思えてくる事がある。
そんな事を考えているうちに、いつの間にか20歳を過ぎてしまった。
大学受験も2度失敗し、唯一の理解者であった母も昨年の10月に死んでしまった。
父からは、早く働けと虫けらを見るような目で毎日小言を言われている。そんな毎日って「有」なのだろうか?
僕の中身が並み以下の20歳であることは間違いない。どんなに頑張ったとしても、上にも特上にもなれっこないし、茶碗蒸しも赤だしもついてはこない。
今僕は、コンビニのバイトで飢えをしのいでいるが、毎日がただ風のように通り過ぎて行くだけであり、自分でも自分が生きているのか、死んでいるのかさえ解らなくなる事がちょくちょくある今日この頃だ。
たまに、地べたに座り込んでマンガをよんでいる高校生を怒鳴る事でガス抜きをしてはいるが、フラストレーションの塊みたいな自分を思うとオゾマシイ!まぁ、女性のバイトさんは怖くて注意出来ないらしいので、少しは言わないといけないのだが。
そんな僕の楽しみと言えば、エロ本を見る事!この頃のエロ本は、全てテープが貼ってあって、中が見れないようにしてある。
とある偉いさんが子供の教育に宜しくないとか言ってやらせてれしいが、自分達も若い頃には、しこたま読んで時にはアメチャンのキャンプの近所までノーカットを仕入れに行ったりして子供まで作ったくせに、今更、寝言言うなと思うのは僕だけだろうか?
まあ、それはさておき、このテープを剥がす時の快感はたまりません!これこそが、コンビニ深夜バイトの特権なのです!
あと、最大のメリットは、ロス弁?
家族から見放された僕にとっては命の糧、神様からのプレゼントみたいなモノであり、職のない諸君、喰えない諸君は、今すぐコンビニバイトに行くべしと強く言いたいのであります!お粗末??
yy4137maro@yahoo.co,jpまで無駄話書いてください!待っます!

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