エリカはひたすら働いた。働いて、働いて、1年たって、エリカはチーフマネージャーをまかされるようになった。
めまぐるしい生活の中でエリカのココロにあいた穴は段々とふさがっていった。そうして、また月日はすぎていった。
「エリカ!?」
………
「アイちゃん?」
「ちょーっとぉ!!久しぶりぃ!!なんで!?こんなとこにいたの!?みんな心配してたんだよ!!!」
「や、こっちこそびっくりだよ!!なんで!?てか、どうしたの、それ!?」
「あぁ…これ?」
久しぶりに会ったアイ。誰にも行き先を告げず出てきたものだからあまりの偶然の再会におどろいた。
さらに、アイが大事そうに抱えているお腹にも驚いてしまった。
「妊娠7ヵ月!!!!
エリカにもちゃんと報告したかったんだよ!!それなのに、エリカ携帯つながんないんだもん!!」
「あ、ごめん…ここにいること、松山くんに知られたくなかったから誰にも言ってないんだ…」
「あたしにくらい言ってよね!!」
「ごめん!!
でも、おめでと!!相手は?」
「………」
「ん?どうしたの?」
「エリカ、あのね…
このコのパパはね…実は…
…松山くん」
………え!?