管野「全コンディションステータスに異常が…!!心感圧力上昇、精神周期に若干のずれ!…パシザー率、数値足りません!!!――ッ怜子さんッッ!」
怜子「ッ限りなくパイロットの精神が…余裕のない状況に……ッ!!!?」
瑞枝「くッ――使真……!」
――‐‐‐
――
――――‐
ハァ…ハァ……ッ!!――
漆黒の世界――
祐希(痛ェ……何も…ナイ――…)
『…‥‥』
祐希(ぁ?)
何かが聞こえる。
祐希(……何だよ…?誰だ!?――)
不意に目に明かりを感じる。
祐希(――赤ぃ…ヒカリ――)
漆黒の空間に、ぼんやりとそれが見えたような気がした。
怜子の言葉が思い出される。
怜子“「コクピット内の赤ランプは【警報】よ――」”
祐希「――言ってたな……」
感覚でわかる。“アイツ”が近づいてくるコトが……
……殺される――
『それでは、面白くない』
再び何処からか頭のなかに響くように声が聞こえた。
祐希「――え?」
『貴様は死にたいのか』
――…死にたくない…!!
祐希「――ッッ!!」
刹那、祐希の中で何かが弾けた――