末期ガンと診断されたブルは月に何度かの通院となるが、持ち前の身体の強さで幾年か寿命を延ばすが、終わりが近い3ヶ月前頃、ブルは意識不明になり病院に運ばれた
その頃にシンジが東京の師匠の所から事故ったGPZ900R通称忍者と、同じ型の中古を運んで来て、ブルの忍者を治し、車検を通す
シンジも無理矢理免許を取得した
シンジは仕事帰りに治した忍者でブルの入院している病院へ行き、得意気に「おう、兄貴、忍者、治したぞ」
ブル、「そうか…」と天井を眺めて笑う
シンジ、「退院したら乗せてやっから、どっか行くか」
ブル、「あぁ、そうだな。北海道か九州でも行くか。旅はいいぞ」
兄弟二人、そこから2ヶ月は前に書いた様にバイクや旅の話をした
話している時のブルの目にはその光景が映っているのか、出会った人と話しているのか、楽しそうに話す…
が、終わりを迎える一ヶ月前からは意識困難に陥り、記憶も曖昧なのか、母親もシンジも分からない
その時は七夕の夜に来た
ブルの血圧が上がらなくなり、母親とシンジが病院に呼ばれ、二人の顔を見たブルは意識困難だったのに認識したのか、涙をながしそして静かに最後を迎えた