ブルが煙となって旅立った数日後、シンジは会社を辞め、ブルと話していた旅に出る事にした
シンジはブルの遺影の前で｢北海道か九州だったな。どっちにするかは…やっぱ、コインか？｣と百円を取り出し、｢表が北海道で裏が九州か？｣とコイントスした
コインは掌で裏になると
シンジ、｢九州か…遠いなぁ｣とブルの遺影を見て笑う
そして、母親に｢兄貴と九州に行って来るよ｣
母親、｢あんたもバカだねぇ、止めても無駄かぁ。あんたら兄弟は本当に…ちゃんと帰って来るのよ｣
シンジ、｢あぁ、大丈夫、兄貴と一緒だから｣
母親、｢だから心配なんじゃないの、気を付けるのよ｣
シンジ、｢毎日電話するよ、じゃあ行ってきます｣
と言ってシンジはブルの小さな遺影を荷物に忍ばせ、ブルのバイクだったＧＰＺ９００Ｒに重い荷物を乗せ
シンジ、｢じゃあ兄貴、行くか？｣
と、シンジはバイクに跨がりヘルメットを被ってエンジンを始動させて、ヘルメットのシールドを勢いよく締めて、兄のブル思いながらバイクを走らせ九州に旅立って行った。
終わり
ここ迄読んでいただきありがとうございました。
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