一秒 連詩

となりのトトりん  2010-09-29投稿
閲覧数[561] 良い投票[0] 悪い投票[0]

あと一秒だけでも
貴女と共に過ごせたのなら

あと一秒だけでも
貴女に逢えたなら

あと一秒だけでも
貴女に伝えられたなら

私は千の夜だけ
針の莚の上を歩けるのです

何にも変えられず

何にも引き合えず

何にも見つけられず

私は平等にそれを受入れ
耐え忍ぶことができるのです

途絶えることの無い想(そう)が
もしも一秒後に
私から離れてしまっても
私は貴女のことを
想い続けることでしょう

眠れぬ千の夜に
闇から闇へと伝う銀の涙水は
どれだけ拭うても
拭い切れず
脈々と続くのです

途絶えることの無い愛が
また私から離れてしまっても
私は貴女のことを愛し続けるのでしょう
だからもう一度だけ
真実を教えて下さい

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 となりのトトりん 」さんの小説

もっと見る

詩・短歌・俳句の新着小説

もっと見る

[PR]
体に嬉しい成分
スウィーツなお風呂??


▲ページトップ