仍の顔がカァーっと赤くなった。
仍「いないもん!!」
大輝「いや、今いるって言っ…」
仍 「いないもん!」
仍が教室を出ようとした。
大輝「何処いくんだよ!」
仍「鞄取ってくる!」
大輝「ちょっ…とっ!」
体が勝手に動いた。
何やってンだ、俺…
後ろから仍を抱きしめた。
二つに束ねた真っ黒な髪、
白百合のように
綺麗な肌、
仍の…
すべてを、
俺のものに
したい………。
俺は遂に、
言った…
『好きだ。仍が、大好きだ。』
「え…」