「アキも休んでていいよ。」
『え、でも…。』
「俺の包丁裁きを御覧あれ!なぁんてね。」
アキは、
『何それ〜。でもいいよ。見せてもらおうじゃない。』
アキもサユの隣に立って、下ごしらえが完了するのをみていた。
「ねぇアキ。」
サユが急に話し掛けた。
『何?』
「カズヒロくんって、優しいね。私にまで気配りできて…、」
アキはサユの一言に頷いた。
『そうだね…。私も好きになって良かった。カズヒロのこと。』
サユは複雑な笑みを浮かべながらこう話した。
「私も、カズヒロくんみたいな人がいたら、好きになっちゃうな。」
…意味深発言。
『なになに?まさか前話してた彼って、優しい人?』「そうとも…言うかな。」
好きな人は、あなたが好きな人…。
ごめんねアキ。
もう、私ダメみたい。
ブレーキ…かけられなくなっちゃった。
『頑張ってサユ。告白するんだよ。』
「うん…。」
あなたが傷つくのは十分分かっている。でももう無理…。
バーベキューの時間は、とても楽しく過ぎていった。カズヒロが、
「アキさん!俺にあーんしてください!」
『え…えぇ〜?』
アキは照れながらカズヒロに、あーんしてあげた。
小説なのでうまく伝わらないので、皆さんの妄想にお任せします?。