BVLGARIのパフュームの女5

ちんたんたん  2010-10-01投稿
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第3話

でも、何故か落ち着かない。いつものようにテレビを見ながら洗濯物を畳むが、落ち着かない。
別に外へ出ても、ゆずちゃんに会える保障は無いし、意味は無いと思うが、外に出てみることにした。一応、散歩に出る旨、ゆずちゃんにメールして。
23時近かったかと。

普通その時間に外出するなど、一般家庭ではないと思うし、外出しようとすると『何処へ行くの?』と詰問されるであろう。しかし僕の場合、ここ1〜2ヶ月の間、夜な夜な「居酒屋」に行ったり、「ご近所さん」に通い妻を頻繁にしていたので、ふらっと出て行こうが、『またどっか飲み行った』ぐらいにしか思っていないのだ。

外は良い空気だった。この空気の中をゆずちゃんと一緒に歩けたらどんなだろうと、またしても妄想にふけっていた。

ゆずちゃん、どうやって帰ってくるのだろう?タクシーだと家の前まで来るから、ちょっとしか話せない。歩いて帰ってくる?1人で歩くことは無いだろう。他のママ友と一緒か?
なんて妄想をしながらチャリンコに乗っていたらメールが来た。ゆずちゃんからだった。

『もう帰っちゃった?三日月は綺麗ですか?』だって。
僕のテンションは急上昇である。



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