…………。
俺は目をさますと
みんなの事が気になった…………。
何があったんだ…………?
ここはどこだ?
目の前に逞が寝ている…………。
必死で起こすが声が虚しく響くだけ…………。
だれか来た…………。
しかし、酷い事故だったようですね…………。
生存者は一人…………。
同乗者は即死だった。
事故か…。
…………俺は泣けて来た…………。
逞…………。
達彦…………。
そして、片目の彼女…………。
ナンパなんか行かなければよかった…………後悔だけが心の中を埋め尽くしていた…………。
みんな死んでしまったのか…………。
残された俺は…………どうすればいいんだろうか…………?
俺は逞の亡骸を背にすると横のベッドに眠る達彦の顔をまじまじと見た…………達彦…………。
ふっ…………ふっふっ…………ふっ…………。
これは達彦じゃなく
俺だった…………。
しかも彼女の遺体はなかった…………。