スカバンburn!!〜夢〜 -54- 悔しい

きゃしー  2010-10-02投稿
閲覧数[348] 良い投票[0] 悪い投票[0]


達「なんで父さんに自分の気持ち言いたくないん?」

ち「え…だって…」

達「なぁ、ちひろ。出来ないとか嫌やと思う前に何で嫌なんか、やりたないんか理由を考えてみ?案外そういう理由てしょうもなかったりするもんやで」

ち「……」―――\r


――ち「それから、僕はちょうどドラマーがいなくなったのぶのバンドに入れてもらった。…ええねん。別に父さんに理解されなくても…達也君の言う通りや。別に親に反対されることくらい全然どうってことな…」

翼「そうじゃないやろ」

ち「え?」

翼「達也君が言いたかったのは、親に反対されることくらいたいしたことないって意味じゃなくて、親に自分を理解してもらおうとすることくらい、たいしたことないって意味やない?」

ち「…」

翼「…あのなぁ、ちひろ。俺な、ちょっと慶太郎にむかついてた」

ち「え…」

翼「俺らはこんなに苦労してんのに、何でさっさと夢叶えられてるんやって。でも、俺ちゃんと知ってんねん。あいつが努力家やってこと。あいつはさ、達也君の弟やから夢を叶えられたんやないよ。あいつ自身の力で夢を叶えたんや。な?お前も分かるやんな?」

ち「……」

翼の笑顔にちひろは唇を噛んで頷いた

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 きゃしー 」さんの小説

もっと見る

ノンジャンルの新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ