第10話
暑過ぎず、湿気も多くなく、過ごしやすい夏の夜をゆずちゃんと歩くことが出来た。(これは念願のシチュエーションではないか!)妄想株式会社もまんざらではない。妄想が現実となることが証明された。そろそろ会社を設立しようと思う。
話を戻そう。
ゆずちゃんはヒール?が高いサンダル?(表現がわからない。女性誌を読んで勉強するか。で、ゆずちゃんは何の女性誌を良く見るのだろう?)を履いていて僕より背が高かった。ゆずちゃん、少し(沢山?)酔っていたかな?夜だというのにとても明るかった。
お月様が何処にも無かったが、明るいゆずちゃんがお月様に見えた。
普通、こんな可愛い人と夜中の二時近くに二人でいたら、どっかのホテルに連れ込むところだろう(と思う)。しかし、ゆずちゃんにはそんな気持ちにならなかった。
人妻だから?
家族があるから?、
それとも魅力が無い?
いや、どれも違う。そんなことで関係を崩したくないから自然と妙な気持ちに発展しなかったのだ。