ほんっっっっとに、
大輝君のバカーーーー!
私は、大輝君を
諦めようと思ってた。
なのに…っ
あんなに、きつく
抱きしめるから…。
久しぶりに、大輝君に
触れたと思う。
小学生の時は、
ちっちゃくて、
(同じ身長だけど)
いっつも笑ってた。
気づいたら、
背がぐーーーんっと
伸びて、
なんか、
かっこよくなった。
体なんて、
筋肉の塊…。
それで、
抱きしめられたら、
もう、
動けなかった。
まだ、
抱きつかれた感じがする。
『私…素直じゃないなぁ』
『でも、大輝君が悪いんだもん…。』
『ほんっと、ばか…。』
『明日…なんて…どんな…顔して会えば…』
……。