秋(・・・怖い・・(((;□;))
真っ暗な天井を見つめ、秋奈は震えていた
周りから聞こえるのは、寝息のみ
(やばい…トイレに行きたいかもしれない…誰か…)
軽く上半身を起こすと左隣では慶太郎にくっついた光希が寝息をたてていた
(…どうしよう…)
「ほら…言わんこっちゃない」
「え…?」
振り返ると枕に肘をついた伸昭が笑っていた
「怖いんでしょ?」
「いつから起きてたん?」
「今。寝れないん?」
「…トイレ」
「ん?」
「トイレ!」
* * *
「絶対にどこにもいかないでね!」
「はいはい」
しっかり確認すると秋奈は扉を閉めた
「…ノブ君?」
「トイレの中から話しかけなくてもどこも行かんよ」
「そうじゃなくて…今日は何で一緒に来てくれたん?」
「来てほしくなかった?」
「…ううん」
「ふふっそう」
* * *
「怖いなら一緒の布団で寝る(o^-^o)?」
「もう怖くないもん」
「そう」
「…」
「…」
「…ノブ君?」
「んー?」
「やっぱり怖いから手…繋いでていい…?」
「はいはい」
伸昭の右手を秋奈の両手が握り締めた
「おやすみ…」
「おやすみ(やば…次は俺が寝れん汗)」