無くしてから気づいた
君がいて幸せだったこと
無くしてから気づいた
もうどこにも居ないことを
今まで君が使っていた部屋…君はそこに居たのに今は何もない
無くしてから気づいた
今まで君は毎日掃除をしてくれていたこと
無くしてからじゃ遅いのに今まで過ごして来た日が当たり前になって…その大切さに気づかなかった
欲しいものは手が届く場所にあったのに
遠くにあるものばかりに手を伸ばし続けていた
あの日に戻りたいと無駄な願いをした
君に会いたいと馬鹿な願いをした
無くしてから気づいた
無くしてからじゃもう遅いことを――。