―――1102号室
拓「せえちゃん!」
聖「何ー?」
拓「翼が他の客と喧嘩になった!」
聖「?!」
* * *
聖「・・・」
秋「・・・」
猛「きたきた」
波音達は物陰に隠れ様子を伺っていた
波「よし!秋奈、まずは“相手を知る”や!」
美「なんかポケモンみたい(-_-;」
聖「何でお前が(-_-;?」
秋「だって聖二が呼んでるって」
聖「いや、俺はあるお方が喧嘩なさってると聞きまして(-_-)」
プールではしゃいでいる翼に目を向けた
聖「喧嘩じゃないならええわ。まあ楽しめよ」
秋「聖二は遊ばないん?」
聖「うん、俺は…」
秋「せっかく来たんやし、遊ぼう?」
聖「…」
秋「…?」
聖「はぁ…俺は泳がへんで?」
秋「うん」
秋奈がにっこり笑うのを見て、聖二も微笑んだ
拓「やばい…なんか秋が今めちゃかわいく見えた…」
猛「俺もちょっと心つかまれちゃった(>_<)」
波「は?」
拓「あれは計算か?」
美「聖二に計算使わんやろ」
秋「そうや!聖二は誕生日いつ?血液型は?」
聖「は?…1月14日でAやけど…占い(-_-;?」
秋「ううん。ふ〜ん、そっか…」
にこにこ笑う秋奈
波「じゃああの秋奈は素…?」