The Divine of garden 神と創造物の唄う交響詩

彩結  2006-09-03投稿
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prologue:世界の在り方

 『世界』というのは、一枚の織物のようなものである。其処に暮らす生き物、其処を吹く風、其処を流れる水――全ては『世界』という織物を構築するための糸なのだ。
 織物というのは、色鮮やかな絵画を布に描いたようなものだ。繊細な細い糸が一本一本絡みあって、美しいモチーフを完成させる。従って、それを描き出す糸が無色透明ということはありえない。
 
 ならば、『世界』を描く糸は一体何によって色づけされているのだろうか?

 私は一つの問いを投げかけよう。……誰に、か?
 さてさて、私はそろそろ失礼するとしようか。おや、なにやら不満そうな顔をしているね。こちらが問うておくのみで君の話を聞かないからかな? しかしそれをここで答えてしまってはゲームがつまらなくなってしまうので、ね。

 さぁ、自分で考えて行動するのだ。何が正しいのか、何が間違っているのか。最終的に判断を下すのは――全て、自分。
 他人の答えを待つな。自分で決めろ。
 人とは唯一、思考をめぐらすことを楽しむのを許された生き物なのだろう?

 見せておくれ、世界が織り上げられていく様を――
 



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