―――1時間後
翼ち猛「ぎゃははは」
波「ずるーい!うちも!」
美「ほんま楽しそうやな」
聖「なんで俺までいっしょ…」
猛「いっっったぁーー!!」
拓美聖「?!」
突然の叫び声に拓朗達は猛のもとに駆け寄った
翼「どうした?!タケ?!」
波「わ!血が出てる!」
猛「どっかで指切ったみたい…」
聖「とりあえず消毒しよう」
* * *
伸「……」
秋「……」
伸「…なんか喋ってくれへん?」
秋「だ、だって…別に話すことないもん。」
――「誕生日どころか名前も…」――
伸(俺もあいつレベルか(-_-))
秋「なぁ…あの子、迷子かな」
秋奈の指さす方を見ると小さな男の子が泣いていた
伸「おーほんまや…っておい!」
男の子に駆け寄る秋奈
秋「僕ー?迷子?」
「…うん」
秋「よし!ノブ君!親探そう!」
伸「え?まじ…(-_-;」
秋「大丈夫!うちらがパパ達、探してあげるからね!」
「本当?」
秋「本当に!ね?だから、泣くな!」
伸(自分も泣き虫なくせに…)
「うん」
秋「よし!男や!」
伸「…」
男の子の頭を撫でて笑う秋奈を伸昭は遠くから眺めていた