翌日…
放課後、俺は、昨日の公園へと向かった。
公園につくと、あのコはブランコにちょこんと座っていた。
ほんと幼いなぁ…
「おい…」
「あ、はやてっ」
………
「なんで俺の名前…」
「だってほら、ここにはーやーてって書いてあるでしょ?」
女の子はそう言って、写真を指差した。
そこには、瀬奈のかわいらしい字で
“せな☆はやて ずっといっしょ”
と書いてあった。
「あ、写真!!早く返せよ!!」
「イヤ!!
今日だけ!!今日1日わたしとあそんでくれたらちゃんと返すから!!お願い!!」
「ふざけんな!!今日は瀬奈の…」
命日なんだ…
「今日わたし誕生日なの!!でも友達も家族も離れたところにいるから1人ぼっちで…それにね、わたし…彼氏とこの日…死別しちゃって…」
「そんな話、信用なんかできるか…」
瀬奈とこのコの彼氏の命日が一緒なんて…いくら偶然にしても、できすぎてる…