声-17-

深谷恵梨香  2010-10-20投稿
閲覧数[243] 良い投票[0] 悪い投票[0]

「なに?」

俺は自分の目を疑った。
そこにはさっきまでいたりなの姿はなかった。

「瀬奈…」

瀬奈の幽霊………?

「はやて…ごめんね…わたし…ずっとさっきから一緒に話してたんだよ。りなになって…」

「へ…」

俺は夢か現実かもわからず、放心状態で瀬奈を見つめていた。

なんだ…これ…

どうして、瀬奈が…
さっきのりなが瀬奈?
頭の中が混乱している。
「わたし…ずっとはやてのことが気になって…わたしが死んでからはやてまた孤立しちゃうからわたし成仏できないじゃない…」

「瀬奈っ!!」

俺は幽霊に出会った恐怖なんかより瀬奈と再会できた嬉しさで瀬奈を強く抱きしめた。

…はずだった。

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 深谷恵梨香 」さんの小説

もっと見る

恋愛の新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ