幽霊

コミュニケーション@  2010-10-23投稿
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どれくらい愛しいだろう。

顔を見なくなってどれくらいだろう。


とても悲しくてとても怖い。


あの時の僕、存在が当たり前だった。

あの時の僕、とても大好きだった。



今は違う。


階段を降りる度に。
明かりのない部屋を見る度に。


どれくらい愛しかったろうかと。

たぶん。泣いてる。

今も見える、はっきりと。


声が。姿が。温もりまでも。


僕の目の前に立って普通に。

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