私は変わらずいつも通りに学内を歩いていた。その時、私は一人の男子と香織を見つけた。…香織が男子と親しげに話してる…私はそんな事を思いながら二人の様子を木陰から覗いていた。
香織｢そうなんだぁ！じゃあ歩君は文化祭で補充って事なんだね…うふふ。｣
歩｢まぁね…で、香織は文化祭で何するか決まったの？｣
香織｢私は部活のメンバーでお店を出そうってなったんだけど自信無いなぁ…｣
歩｢大丈夫だって！そういうのは他の人にペースを合わせていれば何とかなるしね｣香織｢そっか！ありがとう……うん？｣香織が私の隠れる木に振り向いた！
香織｢気のせいかな？｣
歩｢どうかした？｣
香織｢ううん…なんでもない｣
美咲｢危なかったぁ！？ホントに香織は勘が鋭いんだから……でも香織の勘が鋭かったおかげで今の私がいるんだよね…そして今の香織が…｣
過去に戻って私が高校３年生の時。私はいつものように香織と下校していた、私と香織は途中でデパートに立ち寄った…この時が悲劇の始まりだった―＼r
美咲｢あ〜何だか今日は冷えるね？中なのに凄く寒いよ｣
香織｢そうねぇ、うん？もぞもぞしてるけど…どうしたの？｣
美咲｢あ〜ちょっとお手洗い行ってくるね｣
香織｢わかった！じゃあここで待ってるね！｣
美咲｢ホントにごめんね…すぐに戻るから｣そう告げると私はお手洗いへ急いで走った…このまま済まして香織の所に戻っていれば…あんな事にはならなかったのに
男｢なぁ…ちょっとキミ…お金とか持ってるよなぁ｣
少年｢い、いや…持ってないです…｣
明らかに怪しい光景を私は目にした。勿論、放っておく訳もなく私はデパートを去る二人を追いかけた。予想的中、一人の男が私よりも1つ下くらいの男子を怪しげな場所につれ込み大勢で殴りかかった。
男達｢お金あるのに嘘つくなんてどうかしてるよなぁ…馬鹿が！！｣
少年｢ご、ごめんなさい…お金は渡しますから許してください…｣ 男子の謝りは虚しく男達の暴行を受け続けていた。私は腹が立って勢いに任せて駆け込んだ
美咲｢やめときなよ！彼、謝ってるんでしょ！！ていうかアンタ達が謝るべきでしょ！｣
男達｢なんだか意味わかんねぇ女が入ってきたよ！アハハ……調子こいてんじゃねぇぞ｣ 私は向かって行った…気がつけば目の前に香織がいた そう私は向かって行ったはいいけどやられたみたいで、その場に変だと思った香織が駆けつけてきたのだ…私の行動ミスが二人の間を引き裂いた…。
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