一人の人間が、ふと見上げた先に、妙な物を発見した。 顔があるのだ。若い男の顔だ。天井にあったシミが顔のように見えたのではなく、幻覚でもない。屋根裏から誰か顔を出した訳でもなく、幽霊でもない。 一瞬ではなく、見上げた先にずっと顔がある。実は顔ではなく他の何かでもなく、間違いなく顔があった。 では見たものは一体なんだったんだろう。
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