部屋の電気をつけると、そこにいたのは美咲の年上だっあ。
(ぁたし・・売られた・・??)
ぁたしはそのままトイレに入り鍵を閉めた。喉の奥が気持ち悪い。十回ぐらいトイレで吐き、疲れて座り込み壁にもたれていた。
コンコン。トイレがノックされて私はトイレのドアを開けた。そこにいたのは美咲。
「部屋戻るで!!」
また美咲に腕を引っ張られ、私の脳裏にはさっきまでの光景が浮かび怖くなった。
「離してよっ!!」
私はおもいきり美咲の手を払い、美咲をおもいきり殴り鞄を持って家から出ていった。家に帰るまでの道のりで何度もしゃがみこみ吐いては歩いた。
「・・最悪」
何とか家へとたどりつき、私は布団に潜った。体が震える。息が出来ない。だんだん息は荒くなり、これが初めての過呼吸だった。
それ以来美咲達とは連絡を切り、私はますます人を信じれなくなった。出来た友達は上辺だけ。信じれば裏切られる・・
私はそれから高校に入り
羽山 圭に出会ったんだ。