「お父様なんてキライだわ!」
私はそう言って涙を浮かべた…。
「許してくれこうするしかないんだ…。力がある者同士血を絶やす訳にはいかないんだ!わかっておくれ。麗架…。」
分かりたくはない…。どうしても私に結婚しろというの?
お父様!イヤよ。
不思議な力?それが何!私には自由はないの!不思議な力に縛られて生きてゆくの?………………。お父様ごめんなさい私は自由になる。
ダッ!
「麗架!?」
ボッ!
「うわっ…!」
「お父様忘れてはいけないわ!私は火に愛された者と水に愛された者の間にできた子なのよ」
私は不思議の国の姫麗架……!