俺は河崎を尊敬した。
初対面の10人に
好きな人を聞いた勇気を。
そして河崎を憎んだ。
それは好きな人を
聞いたからではない。
出席順と言ったからだ。
これは分かる人にしか
分からない。
赤原アキラ。
つまり出席番号
一番の苦しみは。
この出席順と言う
言葉の恐ろしさは
全国の出席番号
一番の人しか
分からない。
が、俺は
自己紹介と好きな人を
言うの決意した。
そして俺は
自己紹介をし
好きな人ではないが
"梅田"という
クラスで一番
可愛い子の名を言った。
すると
皆も同じく
梅田に賛成した。
ついに河崎の
自己紹介の番が
やって来た。
「俺は河崎。
俺のことは
キヌア・リーブスとでも
呼んでくれ。
略して河崎でもかまわん。
好きな人は俺の彼女だ。」
俺は初めて見た。
自己紹介だけで
こんなにもツッコミを
要求してくるヤツを。
ここで全てのボケに
ツッコムと
河崎の思い通りなので
あえてNOツッコミという
選択肢をとった。
しかし驚いたたのは
あの河崎に
あんな河崎に
彼女がいたと言うことだ。