自信なんて端からなくて
あなたの隣を歩くのだって
まるで夢のようだった
頭のどっかで失う覚悟を決めながら
あなたの手をきつく握っていた
だからね
早く言ってくれれば
それだけで済んだ
お前じゃダメだって
当て付けみたいな香水の残り香とか
見下すようなベッドの長い髪とか
ダメージが大き過ぎて
もう把握できない
傷が深そうで
見るのも怖い
このまま何食わぬ顔して
うちに帰ろう
夢から今目覚めただけなのだから