私には、あなたの言葉も気持ちもなにもわからない。だからあなたがなぜ泣いているかもわからない。 息子が高校に合格した一週間後、私は彼の輝ける日々を壊してしまった。 私はいつものように昼過ぎまで寝ていた。休みの日はいつも夕方近くまで寝てしまう。そろそろ起きて夕飯の支度をしなくてはいけない。気怠い体で階段を降りる。その時からだ。私の辛い日々が始まったのは。 高校に入って一週間。特に楽しさはない。知らない奴等に話しかけるほど僕は社交的ではない。
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