大晦日の昼過ぎ、いつもより長く寝ていた哲彦は、メールのチェックをはじめた
麻由からは、『今年もいろいろあったねぇ…来年は、私も哲さんも幸せであれたらいいね』とゆう内容である。
そして、下原文子からも来ていた。
『ご無沙汰してます…今年も終わりますね。その後、何か身の回りの変化とか、哲彦さん自身にありましたか?私は…ないです。今、新しい道で、自分自身を保っていくのが、せいいっぱいです。…本当は、哲彦さんに会いたいけど…でも、我慢してこれからも頑張ります』
2人のメールを見て、哲彦は仕事や、プライベートでも、2人に負けないくらい充実しなければと、思った。
そして、2人には、
『メールありがとう。来年は、お互いに、幸せになれるような1年にしたいね』と送信した。
そして、後輩の相田からは、『今日、2人目が産まれましたあ〜』とゆうメールが来たので、『おめでとうさん、新年から大変だなぁ〜祝儀は?かな』と返信した
そして、義人と剛夫には『後でな』と送信した。
同じ頃義人は、オールナイトシフトの勤務に入った。
(また、今年もここで年越しかあ…しょうがないよな…独身の社員は、必ず入らないといけないしな…ってなこと、入社してから、ずっと思ってるし、つぶやいてるなあ〜。)
義人は、毎年、お決まりのように思っていた。
職場の同僚は、次々と結婚してゆき、毎年交代で帰れるのに、自分だけは…(まあ…しゃあないか。年越したあとに、いつもの場所で、哲と剛と顔合わせるのは、恒例行事だし、恋に恵まれないもの同士、語り合うかあ…そうだ、あとで、かすみさん達にもメールをしよう)
義人は、ふと思っていた。
(そういや、去年もこんな感じだったなあ…相変わらず進歩ないや俺は…もともとトラウマ抱えた俺が悪いんだしな。来年こそは…あっ、去年もそう思ってたんだけっな)
その時、由美からのメールが届いた。
「ん?何だろ?来年もよろしくって感じかな?」
『今…東京にいるんだ』