―――数時間後
伸「お邪魔しました〜」
拓「おう、復讐されんように気ぃつけや」
靴を履き替える伸昭。すると奥から出てきた秋奈も慌てて靴を履き替えた
伸「?」
秋「送る!」
* * *
伸「俺1人で帰れんで」
秋「ええねん。たくがね、聖二と2人で話したいから出ていけやって」
伸「2人で?怪しいな」
秋「怪しいね」
伸「告白か?!」
秋「2人が結ばれちゃったら、うち、あの家居れないなぁ〜」
伸「俺ん家に来るか(^-^)!」
秋「いーやっ(-_-)」
伸「ひどっ(;_;)」
一人ですたすたと先を行く秋奈。一方、伸昭は何かの視線を感じ、立ち止まって振り返った
秋「…何見てんの?」
伸「いや……秋ちゃん、やっぱもう帰りな」
秋「え、何で?」
伸「ここ人通り少ないし、時間も…」
秋「…」
伸「何?まだ一緒に居たかった?」
秋「全然。じゃあ帰るね」
伸「え、ああ。気をつけろよ!悪い人についてっちゃあかんで」
その忠告に秋奈は舌をだして応え、帰って行った。彼女を見送ると伸昭は携帯を開いた
伸「――拓朗?今秋ちゃん帰らしたから迎えに出てやってよ――いや、なんか誰かに跡つけられとったっぽくって。とにかく心配やから頼むわ」